読むだけでドリブルが上達!ドリブルデザイナーの本がおすすめ!

ビギナー勢にとってフットサルをしていると意外と難しいのがドリブルである。ボールがとっちらからないようにコントロールし、相手を抜くのは狭いコート上だと至難の技である。ただボールをもらった後にドリブルの選択肢があると、ぐっとフットサルが楽しくなる。そんなドリブルの悩みを解決するにあたり、今回お勧めする「ドリブルデザイン」という本が参考になるので紹介したい。

ドリブルデザインとは?

この「ドリブルデザイン」はドリブルデザイナーの岡部将和さんが出した本で、「99%抜けるドリブル理論」と銘打って、相手を上手く抜くためのドリブルが解説されている。

岡部さんといえば、最近はメディアにもたくさん出られているのでご存知な方も多いだろうが、サッカーやフットサルのドリブルで、相手を抜く方法を理論的に説明してくれるスゲー人である。

元Fリーグの選手で、華麗なテクニックで抜きまくる様子をYou tubeなどの動画でたくさん見ることができ、再生回数も1億PVを突破しているとのこと。(正直羨ましい限りである笑)

とにかく、岡部さんのドリブル理論は海外でも高い評価を得ており、乾選手や堂安選手などの日本代表クラスの選手もドリブル理論の指導を受けているなど、ドリブル界(というものがあるなら)のまさに第一人者なのだ。

ビギナープレイヤーこそ「ドリブルデザイン」を読むべき!

You tubeの動画を見ていると、非常にテクニック満載のドリブルで相手を抜く様を披露しているし、日本代表選手への指導実績などを見ていると、上級者向けではないのか、フットサルを始めたばかりの自分には関係のない世界の話なんじゃ、、、と思うかもしれない。

ただ実際に読んでみて感じたのが、岡部さんのドリブル理論の解説は非常にわかりやすく、上手にドリブルをするための答えは非常にシンプルである。自身に技術やスピードがなくても、実践できることが書かれているのだ。むしろ我々ビギナーはドリブルの技術が弱い分、この「99%抜けるドリブル理論」を理解しておく必要があり、知ってさえいれば、経験者とも対峙できる可能性が生まれるのである。

特にフットサルだとドリブルは本当に難しい。コートが狭いため、闇雲にドリブルなど試みようものなら、あっという間にあさっての方向に行ってしまったり、敵にボールを奪われてしまう。

ただ、ボールをもらった時にパスしかできないのは本当に心許ない。味方へのパスコースがないと、どうしていいか分からず、あっという間にボールを取られてしまう。

岡部さんの「ドリブルデザイン」はそんな不安に、まさに答えてくれる一冊なのだ。

「ドリブルデザイン」にはこんなことが書かれている!

岡部さんの理論はシンプルだ。簡単に言ってしまうと、相手にボールを取られずドリブルをするためには、相手との「距離」と「角度」が大切である、ということだ。ドリブルには相手を絶対抜ける間合いがあり、その位置に入ることさえできれば、スピードや足元のテクニックがなくても抜けるという訳である。

文字にすると極めて当たり前の話であるが、私はこの本を読むまでは、ボールをもらい、相手と対峙する時、こんなことこれっぽっちも考えていなかった。ボールをもらったら、とりあえず真正面で相手と向き合うが、パスができないと、ボールが動かせず、そのまま相手に詰められてボールを取られるということを繰り返してきたのだ。岡部さんの理論に言わせると、それだとボールを取られるのも当然である。

具体的に距離・角度をどうしたら良いかはこの本を読んでもらうとわかると思うが、仕掛けるべき位置を知っておくだけで、一気にボールの持ち方が変わるし自信が出る。ドリブルをする、という選択肢ができるのである。

正直もっと早く読んでおくべきだった後悔している次第だ。ドリブルに苦手意識のある方は、読んで損はない内容である。

読めばボールキープやディフェンスも上達する!

またこの本を読んだことで、ボールをもらった時にボールキープが以前よりもできるようになった。相手にボールを取られないように、ボールを置く位置を気をつけるようになったし、相手との距離や角度を意識して動くので、練習でもどうしたら正しいのかが判断できるようになったのだ。(実際にできるかは別ですが、、、)

またディフェンスをする際にも意識が結構変わった。特に相手がドリブラーだと対峙する時に大きく参考になった。抜ける位置を知るということは、ディフエンスをするにあたり、抜かれにくい位置に動けるようになるのだ。おそらく小さい頃からサッカーやフットサルに馴染んでいる人には感覚的にわかることなのだろうが、大人になって始めた自分としてはこの本を読んだことで、理屈として理解できるようになったのがよかったなと感じた。

まとめ

岡部さんの「ドリブルデザイン」を読むことで、相手との距離感を考えながら、練習や経験を積めるようになる。ドリブルも上手くなるし、フットサルの様々な場面で役に立つのだ。大人になってから始めると、感覚的にやろうとするとどうしても身につきにくいところがある。その分どうすると上手くいくのかという知識として、正しさの基準を知って実践すると上達が早くなるので、おすすめの一冊である。

 

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