文章がうまくなる!20歳の自分に受けさせたい文章講義

ブログを書いているにも関わらず、文章を書くことが苦手だ。何を書きたいのか分からなくなることもよくあるし、言葉選びにもあれこれ悩むので、ひとつの記事を書くのにも時間がかかってしまう。本日そんな私と似たような状況の方に「20歳の自分に受けさせたい文章講義」という本をおすすめしたい。書きたいことはあるのに文章書くのが苦手!という人向けにヒントをくれる本である。

本のおすすめポイント

書いてあることはシンプルなことが多い。文章構成の基本の形や、句読点、読みやすい文章にするコツなどが書かれており、文章の書き方の入門書として非常に勉強になる。ただ、私がこの本をお勧めしたいのが、文章を書くにあたっての大事にすべき基本的な考え方を知った上で、そのためのスキルを学ぶことができるという点だ。

著者の古賀史健さんによると、文章を書くということは、「頭の中にあるぼんやりとした主張を、相手にわかりやすい言葉に翻訳する」ことらしい。

「相手にわかりやすい言葉に翻訳する」ために必要なスキルが色々とこの本には書かれており、非常に参考になる。(綺麗な言葉でなく正確な言葉で書くとか、説得でなくて納得してもらう文章を書くコツなどスキルについて書いてくれているので、詳しくは本を読んでみてほしい)

個人的に参考になったのが、ブログを書く上でもよく言われていることだが、「自分の文章を読んでもらう相手を、絞って書く」ということだ。

私はこれができてなかった。ブログを誰が読むか分からないからと、できるだけみんなが納得するような言葉で文章を書いていたのだ。

ところがこの本によると、八方美人な文章を書いてしまうと、途端に文章がつまらなくなるらしい。みんなに納得してもらうために、当たり障りのない言葉、抽象的な言葉を選ぶので、文章が薄味になってしまうからだ。自分の主張が伝わりにくくなるわけである。

なるほど、そりゃそうである。会議でも、賛成派にも反対派にもどっちつかずの曖昧なことを言ってたら、「お前何が言いたいんじゃい」とみんなからそっぽをむかれるに決まっている。

ただブログだと途端にこれができなくなる。対象を絞ったつもりでも油断をするとすぐにこびを打ってしまうのだ。本によると10年前の自分に話すつもりで書いていくと良いとあったので、今後は意識してみる次第だ。

まとめ

ブログなどを書くうえ文章がうまく書けないと悩んでいる人にはぜひ一読をお勧めする。新書なので簡単に読むこともできるし、現在書いている文章の改善に直結する内容である。「20歳の自分に受けさせたい文章講義」ぜひ手にとってみて欲しい。

おすすめ。20歳の自分に受けさせたい文章講義
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