買う前に読んでほしい。最強メッセンジャーバック、ミッションワークショップのラミーを買うべきでない人とは

ミッションワークショップ(MISSIONWORKSHOP)というメーカーをご存知だろうか。メッセンジャーバックなどを作っているアメリカのブランドである。

数年前そこの「ラミー」という種類のメッセンジャーバックを購入したのだが、この度メルカリにて手放すことにした。商品としてはとても良かったのだが、サイズ感が自分と合わなかったのである。

今回実際に使ってみた経緯を含めてレビューをしてみた。あくまで購入を検討している方に「サイズはきちんと目的にあったものを選ぼうね」って話であることを念頭においていただけるとありがたい。

 

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カバンそのものはとても良いクオリティです!

ミッションワークショップとは

ミッションワークショップとは、メッセンジャー向けのかばんメーカーである。サンフランシスコのブランドで同じくかばんメーカーのクローム(CHROME)の創業者が独立して立ち上げたようだ。

クロームと比べるとお値段も高いが、その分、デザイン、丈夫さ、使いやすさなどにおいて品質が担保されており、手放すと言っておいてあれだが、とってもいいバックメーカーなのである。

 

選んだ理由

ただ私は職業がメッセンジャーではないし、普段自転車に乗ることすらない。そのくせ、私はメッセンジャーバックが大好きなのである。

メッセンジャーバックはとにかく便利だ。たくさんの荷物が収納できるにもかかわらず、両手が空く。しかも背負ったまま、後ろから前にカバンを持ってくるだけで物を取り出すこともできる。

これのおかげで荷物の取り出しにもたつくこともなく、移動しながらでも物が探せる。ADHD持ちの私に取って、メッセンジャーバックは相性がぴったりなのだ。

メッセンジャーバック

ただ普段から大量の荷物を入れて行動する私にとっては、ファッションブランドが出しているようなメッセンジャーバックは機能性や耐久性の面で、少し不安がある。

ポンコツな私の使い方に耐えてくれないとならないのだ。傘を忘れてびしょ濡れになっても中の物が濡れない、あちこちぶつけても大量の荷物を入れてもびくともしない、そんなカバンが必要なのである。

ということで見つけたのが、このミッションワークショップのメッセンジャーバックだったのだ。やっぱ本職の人が使うものだからありとあらゆることに耐える想定がされているはずだ。

ここのメッセンジャーバックは、大きさによって「モンティ(Monty)」、「ラミー(Rummy)」、「シェド(Shed)」と、3種類に別れているのだが、今回私は真ん中のサイズのラミーを買った。

実際使ってみてよかった点

壊れないタフさがあること、荷物がたくさん入ることを条件に選んのだが、ラミーはそのあたりはさすがの仕様である。

まず、鞄の素材だが外側はナイロン、中は水が染み込みにくい撥水素材が使われている。どんだけぶつけても傷などを気にせずガンガン使えるし、少々の雨にはびくともしない。

収納力も十分である。ラミーは27リットルの容量があるので、かなりたくさんのものが入る。しかもカバンの入り口をクルクルとロールアップできるため、大きな物を入れてもきちんと入り口を閉じられるのだ。しかもロールアップした時の無骨なデザインはなかなか、かっこよく完璧に私好みなのである。

またショルダーベルトの手前には長さを調節できるバックルが付いており、ここから垂れているベルトを引っ張ったり緩めたりするだけで、簡単にカバンの高さを変えられるのだ。

メッセンジャーバックの欠点として、使っているうちに肩のベルトが緩んで、段々とカバンの位置が下がってしまうことがある。これが結構気持ち悪いのだが、このラミーはベルトに位置を調節できる機能が付いていて、カバンの高さを一瞬でしかも片手で変えられる。

その他にも背中で鞄がずれないように、サポートベルトが付いていたりと、さすがメッセンジャーのためのメッセンジャーによるメッセンジャーバックだけあって、とにかく機能性において完璧なのである。

ラミーのここが合わなかった点

と息巻いておいてアレだが、結局手放すことになったわけである。いや、商品の質において全く問題はないのである。ただ、普段使いをするにはネックに感じた点がいくつかあった。

日常サイズには正直大きい

最初に申し上げるなら、このラミー、デカいのである。あくまで私の感想であるが、日常使いをするにはちょっとデカすぎた。

もともと、ここのブランドのメッセンジャーバックを買う際、ラミーではなく、もうワンサイズ小さいモンティを買うつもりだった。ところが品切れ中ということで、店舗においてなかったのである。

ここで我慢ができるオジさんであればよかった。ただ私は入荷を待ちきれずは、大は小を兼ねんだろ的な発想でラミーを買ってしまったのである。そしてそれが結果仇となってしまった。

ホームページなどでカバンを背負っている写真を見る分には、そこまで大きさを感じない。

ところが、実際に荷物を入れて背負ってみると、そのサイズ感を実感する。そしてこのミスマッチが日常使いにおいて、だんだんと支障をきたしてくるのである。

これは決してラミー自体に問題があるわけではない。単に私が日常使いをしたいという使用目的と合ってなかったという話である。

当時の私は、カバンは多少でかいくらいは気にならん!むしろなんでも入るほうが良いでしょう!というくらいのマインドだったのだが、これはそのレベルを超えていた。

サイズで言うと縦27.5×横45×マチ13.75センチ。

これを背負って公共交通機関に乗ると、とにかく邪魔なのだ。満員電車でこれを背負ってきた奴が入ってきたら、顰蹙ものである。

自分の背中のサイズよりも圧倒的にカバンの幅があるので、立っているだけでボコボコ人に当たるし、座ってても膝の上からはみ出てしまい、持て余してしまうのだ。

そしてこのデカさがさらなる問題を引き起こすのである。

日常使いには正直重い

またこのカバン、デカい分、重いのである。

カバンの重さだけで1.45kgある上、なまじ荷物がたくさん入っちゃうもんだからとにかく重い。米俵でも背負ってんじゃないのってくらい背中にずっしりくる。

メッセンジャーであれば、自転車移動なので、肩への負担は少ないのかもしれない。自転車に乗っている間は一応座っている訳だし。

ただこれを背負って歩き続けるのは辛い。長時間背負っていると疲労がどうしても体にくるのである。

ものの出し入れがしづらい

あと、大きいが故のネックがもうひとつあって、サイズがデカいということは、つまりカバンの底も深いのである。

入口もロールアップできるほどの長さがあるため、何かを取り出したい時に、パッと物の出し入れができないのだ。

これが日常使いをする上で、とにかく向いてなかった。財布をちょっと取り出したいだけなのに、いちいちカバンを地面において、ゴソゴソやらねばならんのである。

生き馬の目を抜く東京では、カバンを背負ったまま、必要なものをパッと取り出す、この動作ができないのは私には致命的だった。

そんな訳で、段々と出番が減ってしまい、結局使わなくなってしまったのである。もう少しサイズが小さければ、気になることはなかったのだろうが、なかなか難しいものである。

ラミはーたくさんのものを持ち運ぶ人向け

結局ラミーは自転車乗りの方が使ったり、キャンプや数泊の旅行で、大きいものを入れたい方向けだと思う。

普段使いをする方でも、普通のカバンじゃとにかく入りきらん、とにかく収納をしたいというニーズの方には合うと思う。が、私のような機動性というか小回りのきく使い方をしたい方は、少なくともワンサイズ下のモンティにしたほうがいい。

というかモンティですら結構サイズがあるので、店舗でしっかりと試着して購入を判断することをお勧めする。

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まとめ

今回はミッションワークショップのメッセンジャーバック、「ラミー」についてまとめてみた。本職のメッセンジャー向けのブランドだけあってそのクオリティは確かなものがある。

ただ使用目的などによっては私のように使いこなせない場合があるので、購入を検討される場合は重々注意して欲しい次第である。

 

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クオリティは本当に高いので、使うシーンを間違えなければ大丈夫!
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