EXCEL初心者の勉強にお勧め!日商PC検定(データ活用)を受けてみた

先日、日商PC検定2級データ活用という資格試験を受けた。Excelに関する資格なのだが、実際に勉強してみて非常に役に立つ試験だと思ったので、今回は日商PC検定2級のデータ活用の試験内容や、学べる事柄、資格を取る意味などをまとめてみた。

日商PC検定とはどんな検定?

日商PC検定とは、日本商工会議所が実施するITの活用能力を図る試験である。仕事の場面を想定した試験内容となっており、知識問題と実技問題を解いて合否が決まる。月に1回程度、全国の各地のパソコンスクールなどで試験をやっており、パソコンを使って試験が受けられる。

試験の種類は、文書作成、データ活用、プレゼン資料作成と3種類ある。文書作成→Wordの試験、データ活用→Excelの試験、プレゼン資料作成→Power Pointの試験だと思って差し支えない。試験はそれぞれ単体で行われる。今回私はExcelの勉強をしたかったので、データ活用の試験を受けたわけである。

ちなみに別のタイミングでプレゼン資料作成の試験も受けたので、そちらに関する記事もまとめてみた。

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試験を受けた理由

威張って言うこっちゃないのだが、私はパソコンに対する知識がお粗末だ。一応社会人なので、なんとなく使っているが、パソコンの専門用語とかさっぱりわからない。ネットもよくわからん。うかつに変なことするとウイルスに感染するんでしょ、怖い!程度の知識である。無論エクセルなんか関数なんか分からず、ただの表として使っていた。

別にIT関係の仕事をしているわけでもなく、職種も営業で外回りが多いため、普段の業務に支障はなかったのだが、だんだんと後輩ができて、営業チームの数値管理などを任されるようになるわけである。そうすると何故かExcelを使いこなすことが必要になってくる。

上司から、去年と今年の売り上げの差をまとめておいて、なんてことを言われるのだ。膨大な量のデータを流石にいちいち手入力する訳にもいかず、頭を抱えてしまう。

ただ周りを見渡せば、みんなどこで覚えたのやら、エクセルの操作に強いのである。自分より後輩が難なく上司の指示をこなすこともあって、これでは先輩の面目丸潰れだ。

そんな時にこの日商PC検定なるものを見つけ、Excelの勉強ができるデータ活用の試験を受けることにしたのである。

こんなことを学びたい人向け

普段Excelは使うけど、表としてしか使ってないよ。って人に向いていると思う。あれこれ計算をしたり、色々なデータを組み合わせて、数字をまとめる的なことをしたい人は受験がおすすめである。

2級で主に勉強できることは、

ピボットテーブル
 VLOOKUP
IF関数
グラフの作り方

このあたりが重点的に勉強できる。本当に本当のエクセル初心者は3級からの勉強で良いかと思うが、仕事である程度はExcel使うって人は2級からの勉強が良いかもしれない。私はVLOOKUP関数とか、表の中の計算式の仕組みをきちんと理解して、入力できるようにしたいと思っていたので、2級を受験した。

内容と勉強法

試験は知識問題が30問と、実技試験で構成されている。実技試験はエクセルのシートを使ってデータをグラフにしていく問題が出る。学習はFOM出版というところが「よくわかるマスター日商PC検定2級データ活用」という本を出しているので、これが教科書兼模擬問題集である。

というかこれくらいしか勉強する教材がないので、何度もこれを繰り返し解くのが主な勉強法になる。あとはネットでも知識問題の対策サイトがあるので、有効だと感じた。

実際に受験してみて感じたのは、知識、実技ともに割と問題集と同じような問題が出るということだ。私のような応用力のない人間でも、何回も繰り返し問題集を解くことで対応できるようになる。

特に実技は、Vlookupでデータを1つの表にまとめる→関数で計算→ピボットテーブル、グラフを作成する、というような流れの問題が出ることが多いので、問題集を何度も繰り返すことで嫌でも解けるようになるはずだ。

この資格をとって意味あるの?

よく資格サイトなどで、日商PC検定を取得したところで、就職や転職にはプラスに働かない、とかこれを取るなら自分でネットのサイトを調べて勉強した方が良い、お金を払ってまで受ける意味があるのか疑問、などといった、辛辣な意見も書かれている。

Excelの苦手意識は確実に減らせる

まあExcelをしっかり使う人にとっては当たり前の知識ばかりではあるので、そういう意見が出るのもやむを得ない。ただ個人的にはこの試験を受ける意味は大ありだと考える。

そりゃこの資格を持っているだけで、仕事が見つかったり、収入が爆上げされるなんてことはないだろう。資格をアピールしたところで、面接官から鼻で笑われるなんてこともあるかもしれない。そういう意味ではあまり役に立たないと言える。

ただ、Excelに対しての苦手意識はこの資格を取得すれば確実に払拭されるし、明日から使える知識も多いので、Excelが強くない人はぜひ勉強して無駄にならないと思う。

資格試験の良いところは、わからないことがわからないレベルの分野の事柄を、体系的に学べることである。もちろん資格の本なんか買わず、ネットで調べて勉強するのでも良いと思うが、それだけだと必要なことを一通り押さえられているかがわかりにくい。

これとこれをできるようにしておけばとりあえず一般的には大丈夫、というラインがわかるのは非常に大切だと思う。

記憶の定着には資格が一番

2点目は資格として勉強する方が、知識が定着しやすいことだ。

もちろん巷に出ているエクセルの教本を読むのももちろん勉強法としては正攻法である。ただ、これが私にはあまり向いてなかった。技術本は個人的には1度読んだくらいではすぐに忘れてしまう上、読み終わることに目が向いてしまい、知識が定着しないのである。

資格試験だと、問題があるので、何度も繰り返し練習ができて嫌でも覚えることができる。できると思っていることもいざ問題を解いてみると、うまく実践できなかったりもする。そういう意味で、資格の勉強って有効だなと思うわけである。

実際資格をとってから、エクセル作業がかなり楽になったと感じている。ノルマなどの管理をする際など、チームメンバーの成績などをピボットテーブルでまとめたりできるし、色々なデータを一つのシートにまとめて報告できるようになった。

今までは原型のエクセルシートがあって、それを言われた通りに使うことしかできなかったが、この資格をとってから自分でシートを修正したり、関数を加えたりしながら作れるのは本当に楽である。

ようやくスタートラインに立てたレベルでお恥ずかしいのだが、後輩にもエクセルが苦手なのがバレず、(と信じている)面目躍如といったところである。

まとめ

今回は日商pc検定の2級についてまとめてみた。今回はデータ活用の試験についてまとめてみたが、どの分野もパソコンが苦手だと感じている人にはお勧めの資格である。今までなんとなく使っていたソフトの知識を整理する意味でも便利な資格だと思う。

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