Powerpoint初心者の勉強にお勧め!日商PC検定(プレゼン資料作成)を受けてみた

先日、日商PC検定2級のプレゼン資料作成という資格試験を受けた。パワーポイントに関する資格なのだが、実際に勉強してみて非常に役に立つ試験だと思ったので、今回は日商PC検定2級のプレゼン資料作成の試験内容や、学べる事柄、資格を取る意味などをまとめてみた。

 日商PC検定とはどんな検定?

これは前回の日商PC検定2級のデータ活用の記事にも書いたのだが、日商PC検定とは、日本商工会議所が実施するITの活用能力を図る試験である。仕事の場面を想定した試験内容となっており、知識問題と実技問題を解いて合否が決まる。

全国の各地のパソコンスクールなどで試験をやっており、パソコンを使って試験が受けられる。

試験の種類は、文書作成、データ活用、プレゼン資料作成と3種類ある。文書作成→Wordの試験、データ活用→Excelの試験、プレゼン資料作成→Power Pointの試験だと思って差し支えない。前回Excelのテスト、データ活用に合格し、味をしめた私は、今回はパワポの試験を受けたというわけである。

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出題形式は?

知識問題が15分、選択問題である。PCに関わる基礎知識10問と、パワーポイントに関わる基礎知識の20問の合計30問が出題される。

実技問題は40分。パワーポイントの資料が用意されていて、問題文の指示に従って、加筆修正をしていくような内容となる。

合格条件は?

知識問題と、実技問題、どちらも70%の得点率で合格となる。

受験費用は?

受験料が7200円となっている。

試験内容と難易度は?

このプレゼン資料作成の試験の内容であるが、指示にしたがってパワーポイントを作成していくというのが大筋の流れである。作るとは言っても最初にベースのものは用意されており、指示にしたがって内容を修正していくといったほうが正しい。

指示内容もフォントを変えろとか、グラフを入れろとか、指定の図形を作れとか、そういったものが多く、全くパワポ触ったことないよって人以外は、結構感覚的にできてしまう部分も多いと思う。

日商PC検定の種類の中でも、このパワポ資料作成が一番難易度が低いのではという声も多く、チャレンジしやすい試験であると思う。(プレゼン資料作成→データ活用→文書作成の順で難しくなっていくらしい。)

独学でも合格できる?学習期間は?

パワーポイントに全く触ったことがないという人や、家にPCがなくて勉強できないという人以外は、独学でも勉強が十分可能なレベルである。この日商PC検定、2級全体の合格率が約70%と、受験者を落としにかかる試験ではないのだ。

教科書は日商PC検定のプレゼン資料作成のテキストからしか出題されない(というかこれしかテキストが無い)ので、基本はまずこのテキストを一読し、その後、テキストについている予想問題の練習を何度も繰り返すという形をとれば、十分合格が狙える。

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知識問題用の問題集はこちらを使った。

学習期間も定期的に勉強時間が取れるのであれば、1ヶ月~2ヶ月程度で十分だと思う。

資格を取得するメリット

実際に資格を取得して感じたメリットについてまとめてみた。

仕事が早くなる&できることが増える

これまでパワポをなんとなくしか使ってこなかった私には、使い方の知識を整理することができ、作業効率が圧倒的に上がって役に立った。

この試験の勉強をすると、図形やグラフの作り方、効率的な編集の仕方がわかるようになるので、これが非常に便利だ。図形の編集は短時間で処理できるようになるし、グラフも数字をちょっと入力するだけで、簡単に作れる。ちょっとした資料はパワーポイントで作るほうが楽なのであるということに気づいた。

またスマートアートが使いこなせるようになった。これが一番この勉強をやってよかったなと感じる点である。スマートアートというのは仕事ができる人がよく使う、なんだかイケてるこんな図形である。

これを見せながら、「PPM分析で分類すると~」とか「こちらのAIDMAのモデルに従うと」とかみたいなことを言えば、上司からの評価はうなぎのぼり、なはずである。私でも一気に仕事ができるフリができそうだ。

お恥ずかしながら、私はこの試験を受けるまで、パワポにこのスマートアートを使うという発想がなかった。図で表現したいなって時でも、図形を一つ一つ自分で組み合わせて作っていたりしたのだ。全くおバカさんである。これだと時間もかかるし、逆にかなりの技術が求められる。

スマートアートを理解したことで、一から図形を作らなくても、適当に文字を打って、選択するだけで、一瞬でかっこいい図の作成・編集ができてしまうようになった。またどんなスマートアートをどういう時に使えば良いかなども日商PC検定では勉強できるので、仕事で実際に使得るようになる。

その他にも、スライドマスタを使って資料全体の表記やページ番号を調整したり(今まで、ページ番号が間違っていたら、いちいち全部手入力で直したりしていた。)と、なんとなくでやってたことを、正しく効率的なやり方が学べたので、私にとっては試験を受けて良かったなと思うことばかりだ。

私のようなITオンチのおっさんでも簡単に勉強できるので、パワーポイントにコンプレックスある方はお勧めである。

履歴書に書ける?

PCスキルの証明として書けるのが良い点である。もちろんこれが決め手となって採用されることはないと思うが、面接だとエクセルやパワーポイント使えるよね?みたいな質問をサラッとしてくるので、取っておくと答えやすい。日商PC検定取得の際に、一通り勉強してるので大丈夫です。と言えると非常に楽である。

試験の場所など

全国各地のPC教室などで受験ができるようになっている。首都圏だと月1回程度は何処かで試験を実施している。場所が分散している分、一会場での受験者が多くないこと、また一回で合格できなくても定期的に受けられるので、気軽に受けやすい試験である。

まとめ

今回は日商PC検定2級のプレゼン資料作成の試験についてまとめてみた。パワーポイントの使用に苦手意識がある方、効率的に資料を作れるようになりたい方などは非常におすすめてある。ぜひ受けてみてほしい。

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