2021年9月18日から12月12日の間、上野の東京都美術館で開かれている「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」に行ってきた。
ゴッホの「夜のプロヴァンスの田舎道」という作品が16年ぶりの来日ということで、注目されている。実際にいった感想として、ゴッホ展の様子、混雑状況、グッズ販売についてまとめてみた。
どんな展覧会なの?
ゴッホの作品の収集家であるヘレーネという方が初代館長を務めた、クレラー=ミュラー美術館のゴッホの作品が集まっている。今回は約50点ほどが来日しており、ミレーやルノワールなどといった画家の作品も何点か見ることができる。
チケットの購入方法は?
チケットは完全予約制。公式ホームページから購入できるようになっている。
流石のゴッホ、なかなか人気である。21日前から予約ができるのだが、特に土日に関してはすぐに埋まってしまう。
私も予約をしようと思ったら、土日は2週間先の予約まで完全に埋まってしまっており、希望の日が押さえられなかった。という状況であった。
混雑状況は?
おそらくコロナを考慮した上でのチケット販売数が設定されており、だいぶ一日の入館人数は制限されているはずだが、それでもかなり混んでいる。
私が日曜の午後というピークの時間帯に行ったこともあるが、館内は順路に沿って、行列ができてしまっていた。そのためなかなか先に進めず、一つ一つの絵を見るのに結構時間がかかったと思う。
館内は広いので、絵を周りを避ければ、スペースがあるが、それでも結構人が多い。またグッズショップなども大盛況だったので、密を避けたい方は行く時間に気をつけた方が良いだろう。
見て回るのにかかる時間は?
作品がそこまで多い訳では無いが、混んでいることも想定すると、やはり館内を見て回るのに1時間から2時間程度を見ておくと良いだろう。
見所作品は?
ゴッホの初期のデッサンを中心とした作品から、晩年までの油彩の作品を満遍なく見ることができる。
中でも「夜のプロヴァンスの田舎道」は16年ぶりの来日ということで、今回の見所として設定されている。その他にも「種まく人」「黄色い家」など、色彩豊かな作品が集まっている。
クレラー=ミュラー美術館所有の作品が来日しているため、今回は「星空夜」や「ひまわり」などは無いが、作品を通して、ゴッホ作風の変化がしっかりと感じられる作りになっていて面白い。
初期は暗い作品が多かったのが、パリにいき、色々な画家と交流することで、作品の色も明るくなっていく。
もちろん初期の頃もすげー上手い!って感じなのだが、後半になればなるほど、色の使い方が繊細になっていき、目を奪われる。ゴッホの魅力の一つでもある色の鮮やかさをぜひ楽しんで欲しい。
音声ガイド機器のレンタルがお勧め!
入場料とは別に600円かかるが、音声ガイド機器をレンタルして、館内で聞くことができる。これがなかなかお勧めである。
俳優の鈴木拡樹さんが音声ガイドナビゲーターをしてくれ、そこで見所の作品の解説や、ゴッホがどんな人物だったのかを聞くことができるのだ。レンタルするとより楽しめるだろう。
ちなみにこのゴッホ展、浜辺美波さんがアンバサダーとして就任している、なのでこの音声ガイド、浜辺さんも登場する。ファンの方は必聴である。
その他にも歌手の大橋トリオさんの「Lamp」という曲もガイド中に聞けるようになっているので、大橋トリオさんが好きな人もぜひレンタルすることをお勧めする。
グッズ販売は?
またこのゴッホ展、グッズ販売にかなり力を入れていると思う。最近いった美術展の中でも群を抜いて品数が多い印象だ。美術館に見にいったらグッズも買いたい!という方は楽しめるだろう。
定番のゴッホの作品のクリアファイルから、絵のレプリカ、Tシャツ、パーカーまであるので、見ているだけで楽しくなる。
コラボ商品が多い!
今回印象的だったのは、ゴッホ展とコラボをした商品がたくさんあったことだ。
例えばビックリマンチョコとのコラボ、サンリオのシナモロールとのコラボなど、ここでしか買えないであろう限定品も多いので、好きな人はぜひゲットしておきたいところである。
限定品と言われると弱い私は、姪っ子のためにサンリオシナモロールを買った。シナモロールがひまわりを抱えているデザインで、これがなかなかかわいらしい。
私が美術館にいった日の週の前日に再入荷されたようで、数はあったがお一人様5個までと購入制限があった。
人気なグッズは?
たくさんのグッズの中でも特に人気だったのは、青山デカーボというお店とコラボした商品、「ゴッホ缶 ビューティショコラ」だ。中はチョコレートクランチが入っている。
これは中のお菓子が美味しいのだが、ひまわりが記された缶のデザインが人気ということである。
お菓子を食べ終わった後もアフターユースとして、ペンケースや小物入れなど色々使えそうだ。さすがゴッホ展、扱う商品も洒落ている。
私が10月上旬に行った際にも、このゴッホ缶は飛ぶように売れていた。店員さんがひっきりなしに商品の補充を行っていたので、ある程度の数は用意されているのだろう。
こちらもお一人様5個まで、という購入制限がかけられていたので、欲しい方は、なるべく早めに来場をして、購入を急ぎたいところだ。
まとめ
今回は上野の東京都美術館で開催されている「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」についてまとめてみた。予約が必要で盛況なイベントのため、興味のある方はぜひ早めの予約をお勧めする。
原田マハさんという作家さんが、「たゆたえども沈まず」というゴッホに関する小説を書いている。ゴッホってかなりぶっ飛んだ人物なのだが、そんな彼の一生が描かれている。気になる人は読んでみてほしい。
上野の東京都美術館でゴッホ展が開かれている。鑑賞に行ってゴッホの作品や、印象派というジャンル、ゴッホがどんな人物ぞなのか興味を持った人も多くいるのでは無いだろうか。そんな方にぜひお勧めなのが、原田マハさんの小説、「たゆたえども沈まず」である[…]