4月に転職した。前に勤めていた会社の業績が悪く、年収が150万近く下がってしまったので、思い切ってチャレンジした。
コロナで失業者も増えており、ライバルだって有能な人が多いはずだ。自分など特に優秀でもないし、難しいんじゃないのって、最初は正直おっかなびっくりだったが、幸い前職よりも年収がアップできる企業に就職することができた。
うまくいった理由として、昨今の面接の形態が一昔前と比べて大きく変わっていたことがあると思う。
それにより、本来面接が得意でない人にも大きなチャンスがあると感じたので、まとめてみた。
面接が苦手な人ほどチャンスの時代!
転職を考えているが、自分に自信がなかったり、面接が苦手で二の足を踏んでいる人も多いのではないだろうか。
私も全く転職活動を考えるにあたり、全く同じ気持ちだった。
私はすでに30代半ばである。別に優秀じゃないし、自慢できることもない。弁が立つわけでもないので、面接だって苦手である。そんな中で転職ができるのだろうか本当に不安だった。
ただ結論から言うと大丈夫だ。
昨今のコロナ事情により、採用面接の方法にも大きな変化が出ている。
それにより、我々みたいな口下手な不器用さんにも優しい時代がやってきており、少ないリスクで転職活動にチャレンジできるのである。
どれくらいの企業数を受けた?
私の場合、転職活動にかかった期間は大体4ヶ月、受けた企業の総数は62社である。最終的に通ったのは3社だ。つまり59社は落ちた。
これが順調だったか否かでいうと、決してスマートではないと思う。
同時期に転職をしていた同僚が4人〜5人いたが、みんな優秀で、数社で決まっていた人ばかりであった。
ただ心配しなくてもいい。どんだけ落ちようが会社はいくらでもある。それよりも4ヶ月の間でこれだけの会社に落ちることができるほど、今はチャレンジする環境を作りやすいのである。
ちなみに62社受けた中で、40社近くは書類で落ちた。20社前後は面接まで行ったので、その中での経験を基にお話する。
転職活動の基本的な流れ
基本的にはいわゆる転職エージェントを利用して企業に応募をし、書類選考が通ったところと面接を進めていくという流れでやっていた。最初は、複数のエージェントに登録しておいて、自分が使いやすいところにだんだん絞っていく、というやり方になると思う。
私は主にdodaというエージェントを使っていた。ここは転職支援の面談をしてくれるのはもちろん、作成が面倒な職務経歴書を、レジュメビルダーというサイトで簡単に作れたり、職種に合わせた志望動機の書き方のガイドがあったり、サービスが充実しているのでお勧めである。
その他にもリクルートエージェントなども登録をして面接を受けていた。リクルートエージェントは転職活動をするにあたり定番のエージェントである。転職活動してみたいけど何をしたらいいかわからん!という方は、下記からまずは登録をしてしまうことをお勧めする。
コロナ時代における転職活動のメリット
企業もコロナ事情のため、面接方法や提出書類の様式にも変化が出ているのである。
昔は面接と言えば対面だったのが、今はZoomを中心としたオンラインで行う。(最終面接は対面が多いが)
履歴書や職務経歴書資料も、手書きではなく、データをメール添付して送るようになっている。
今までよりも効率的に応募することができ、下記のようなメリットが発生するのだ。
仕事を続けながらたくさんの企業が受けられる
コロナによってチャンスが増えたと感じた点として、仕事を続けながらたくさんの企業の面接を受けられるということだ。
テレワークの増加により、企業との面接もZoom面接がほとんど。家で面接受け放題なのだ。これは不器用や口下手にはとっても相性がいい。
私のような不器用なタイプは、面接なんて落ちて当たり前で、ある程度応募をしないとだめだ。しかも定期的に受け続けないと、すぐに下手になってしまう。面接の場数を踏んで失敗しまくりながら、段々とブラッシュアップしていくのである。
こういう人間は、本来在職中に転職活動を行うのは結構難しい。面接は通常平日に実施されるため、コロナ前は、有給を取って直接現地に訪問しなければいけなかった。
これだと1日1社、多くても2社で精一杯である。面接が進むたびに有給を取っていたらキリがないし、落ちてしまうと取得した有給も無駄になる。
これがコロナによりZoomになったので、1日に3社4社と受けることが可能だ。しかも自分もテレワークをしていれば、わざわざ休みを取らなくても仕事と両立できる。
私も前職はフレックス制でテレワークが推奨されていたので、面接の予定に合わせて仕事の時間を調整した。就業前後や休憩時間に面接を入れるのである。そうすれば、平日でも仕事の前後の時間を使って家で2社、うまくやれば3社くらいは受けられる。
これは不器用で口下手な私にはとっても相性がよかった。毎日が実践の場なので、失敗したことはすぐに翌日の面接で修正ができる。ブラッシュアップの効率がめちゃめちゃ良い。
Zoomだと資料の準備がしやすい
またZoomだと、応募した会社の情報や、自分が話すことをまとめたカンペなどもパソコンの画面に表示させて面接を受けられる。ど忘れや勘違いなどの不安も気にしなくて良いのだ。社長さんの名前を間違えないようにしなきゃとか、そんな心配もいらない。
またZoomだと名前が表示されるので、いちいち面接官の名前を覚えなくていいのもありがたい。ADHDで忘れっぽい私にも非常に優しいシステムであった。
履歴書もデータの使い回しができる
更には提出書類にも変化が出ている。履歴書、職務経歴書は手書きではなく、データで用意すれば良くなっているのだ。
私が前回転職をした2013年頃は、職務経歴書はワードでOK。ただし履歴書は手書きする!みたいな文化があった。今はコロナの影響かどうなのかわからないが、履歴書もワードでタイプしたものを事前にメールで提出すればでOKである。
むしろ1回手書きしたものをスキャンして出したことがあるのだが、「これワードで書いたものはないんですか?」と嫌がられたことがある。(そこはもちろん落ちた!)
これは推測だが、対面での面接機会が減ったため、履歴書はメールで送ってくださいと言う形が増えたことが要因ではないかと思う。
私、字がとっても下手なので、手書きだと悪い印象を与える自信がある笑。おまけに1枚書くのにめっちゃ時間がかかっていた。書き間違えるたびに一からやり直し、で苦しんだストレスからも解放されて本当にありがたい文化になった。
更にデータのいいところは、使い回しが利くことである。履歴書なんて、どの企業でも書くことがほぼ一緒なので、これが使いまわせるのは大幅に時短になるのだ。
これのおかげで、書類の準備の時間を考慮することなく、面接もガンガン入れられるようになったので、転職活動のスピードが格段に早くなった。
振り返りがしやすいので、面接の達人になれる!
家で受けられるから、終わった後、自分の面接の受け答えの振り返りもすぐにできる。対面だとオフィスを出て、一息ついて、とかやっているうちに質問されたことを忘れてしまうのである。
Zoomだと録画もできるし、自分の姿を見ながら話せるので、話すスピードや、抑揚の付け方、面接時の挙動などのチェックもできる。
また基本、面接官から聞かれることって決まっているのだが、数を繰り返すことで、自分が返答するのが苦手な質問内容がわかってくる。
私も最初は面接はかすりもしなかった。年齢の割には考えが浅いとかいわれて、何度も落とされたが、その度に次はああ言おう、こう言おうと、反省を繰り返したことで、面接の上達へと繋がったと思う。
転職活動の後半には、答えられないことはほぼなくなったし、自分でも考えが整理できて的確に答えられていくのを実感できた。最終的に決まった3社も同時期に受けて立て続けに決まったものである。
私みたいな不器用なタイプでも何度も繰り返しチャレンジできれば、なんとかなるもんである。うまくいったも、世の中の転職活動がオンライン化、効率化し、リスクを減らしながらチャレンジできる今だからこそだと思う。
まとめ
テレワークの普及により転職も以前より圧倒的に活動がしやすくなっている。あまり人と話すのが得意でなかったり、アドリブで話をするのが苦手な人でもチャンスをより掴みやすい状況なのである。
転職をしたいけど自信がないという人も、リスクを避ける形でチャレンジがしやすいので、一歩踏み出して見ることをお勧めする。