私は物をすぐになくす。気をつけようにも、気づいた時にはなくなっているので、どうしようもない。
そんな時にいわゆる紛失防止タグ、スマートタグなるものを使い始めたところ、なくしものをすぐに見つけることができるようになった。外出をしていても物を無くすことへの不安が減った。なくしものを見つける方法としては最強のツールである。
よく物をなくしてしまうという人はぜひ導入を検討してみて欲しい。
物の管理が苦手
私はADHDだ。そのためすぐ物を無くす。不注意な性格が災いして、無意識で物を置き忘れたり、どこかに落としてしまうのだ。ポケットに入れたはずなのにない。カバンに入れたはずなのにない。そんな感じで年がら年中探し物をしているのだ。
過去にはスマホは1年に3回なくしたこともあるし、財布は何度落としたかはわからないレベルである。
一番ひどい時は、1回の旅行でメガネ、鍵、充電器、財布をそれぞれ別の場所で無くしたこともあるくらいだ。
気をつけてはいるのだが、もはや気合いでなんとかするには限界がある。
金銭的にも痛手だし、何より精神的に自分の無能さを感じてしまい辛い。常に無くすのではないかという不安と緊張感に襲われるので、遊びに出かけても楽しめなくなってしまう。
なくしもの対策はガジェットに頼るのが鉄則
ADHD持ちの私ほどでは無いにしろ、物のなくし癖を持っている人にとって、ただ気をつけるだけでなくし物を完全に防ぐのは難しい。ならば万が一落としてしまった時、リカバリーがしやすいようにすることが大事である。
こういう時に便利なのが、いわゆるガジェットである。
特に今の時代はネットやIT機器が発達しているので、ガジェットをうまく使いこなせれば、ほとんどのミスや失敗は防止したり、最小限に防げるのだ。
しかもここは日本である。落とし物や無くし物は場所さえわかってしまえば、こちらから問い合わせることで、結構な確率で戻ってくる。日本に生まれてよかったー!なのである。
スマートタグ(紛失防止タグ)は無くし物に効果絶大
というわけで、私は貴重品には普段からスマートタグ、いわゆる紛失防止タグをつけて生活していることにしている。実際にこれを使って財布を一回見つけたことがあるので、効果は大きい。なくしものを見つける方法としてはこれが一番良いと思っている。
スマートタグとは
スマートタグとは小型の電子タグで、Bluetoothなどでスマホと連携をさせ、持ち物がスマホから離れることで通知をしてくれる。なくした際はプッシュ通知や地図アプリなどで現在地を教えてくれる。
多くがキーホルダーのような見た目になっており、鍵や財布などにつけておくことで紛失してしまっても探すことができるようになっている。
もはやドラえもんの秘密道具レベルである。なくしものがどこにあるかわかるようになる時代が来るなんて、、、感慨深い。
しかもこのスマートタグのおすすめできる点として、非常に値段が安い。一つ一つは大体2000円前後であるし、購入してから半年から1年間は電池が持つようになっている。
スマホや財布を無くした時の金銭的、精神的ダメージを考えれば、コスパがめちゃめちゃ良いのでは無いだろうか。
人気なスマートタグ(紛失防止タグ)
スマートタグの中でも特に人気が高いものを3つまとめてみた。
TileとMAMORIOは私も使っていたので、この二つは私の感想も含めている。
Tile
Bluetoothでスマホと接続をさせスマホのアプリと連動させて使う。このタグをつけることで、アプリからTileの音を鳴らして、取り付けたアイテムの位置を確認できるほか、本体にもボタンが付いていて、押すとスマートフォンから音が出るようになっている。
Tileはこの音を鳴らせる機能が本当に便利である。朝家でスマホが見つからない時などに、Tileのボタンを押すと、一瞬で見つけられるのだ。これのおかげで出かける直前にスマホや鍵が見つからず、予定した電車に乗り遅れる、ということが無くなった。時間管理ができるようになり、これで約2400円は安すぎる。
またうっかり外で紛失してしまっても、スマホのアプリから落とした場所を見つけることもできる。Bluetooth接続が最後に切れた場所を、スマホのアプリで表示をしてくれるので、落とした場所の大体の位置を検討つけて探すことができる。
しかも、他のTileユーザーが落とした物の近くを通ると、自分のアプリに通知をしてくれるように設定ができるので、見つかる可能性が非常に高い。
見た目もスタイリッシュで、キーホルダー用の穴が付いていたので、私は鍵にくっつけて使っていた。
ネックとしては、スマホと連携しているにもかかわらず、スマートタグとの接続が切れてもスマホに通知が来ないという点である。お知らせがないので、落としたタイミングですぐに気づけず、その点は不安である。(ここが後述するMAMORIOとの違い)
一応、Tileプレミアムという月額360円のサービスがあり、それに加入すれば、通知が来るようにできるのだが、できればそういうサービスは追加課金なしで済ませたいところだ。
MAMORIO
MAMORIOもTileと同じようにスマホと連携して使う紛失防止タグだ。お値段は約2700円。
世界最小サイズの紛失防止タグと謳っているだけあって、サイズがかなり小さい。
TiIleと違う点としては、一定距離を離れ、Bluetoothの接続が切れると「置き忘れていませんか?」とスマホにプッシュ通知がくる。なので、うっかり落とし物をしてもすぐに気づくことができるのがTIleとの違いだ。なくしぐせのある人にとって、なくした瞬間に連絡が来るのは本当に安心できる。
私は財布に入れて使っており、実際1度トイレに置き忘れをしたことがある。自分では全く気がついていなかったのだが、すぐにスマホにプッシュ通知が来てことなきを得た。MAMORIOが無かったらと思うと恐ろしい限りである。
ネックなのはTileと違って、自ら音を出すことができないので、見つからない時に音を出して探すということができないこと、TIleと違って電池交換ができず、1年持たないくらいで電池が切れてしまう点である。値段もTileと比べると少し高い。
個人的にはMAMORIOはスマホにプッシュ通知が来るので、外で使う物などはMAMORIOを使う方が良いは思う。ただTileも音が出て居場所がわかるの大きな魅力である。家の中で行方不明になりやすいものにはTIle、財布や鍵などはMAMORIOなど、組み合わせて使うのが良いのではないだろうか。
Air tag
2021年の4月にAppleから発売されたスマートタグである。iPhoneユーザーは非常に連携がしやすいと評判である。また無くしたときにiPhoneユーザーのネットワークを活用して、居場所を検知してくれるようになっている。iPhoneユーザーは世界中にいるため、発見しやすいのも魅力だ。また電池交換ができるので、1年以上使えるのは良いところである。
まとめ
今回はスマートタグについてまとめた。なくしものを見つける方法としては、非常に効果の高いツールである。値段もそこまで高いものではないので、無くし癖のある方には保険代わりだと思ってぜひ導入を検討してみて欲しい。