大人になってADHDと診断とされたら。今すぐできる日々の対策!

私はADHDという発達障害持ちだ。大人になって診断されたので、世の中にも隠して普通に働いている。最初は正直辛かったのだが、きちんと対策をすれば不安なく生活できるので、安心して欲しい。

今回は大人になってADHDと診断された場合、どういった対策ができるかをまとめてみた。

ADHDとは

ADHDとは注意欠陥・多動性障害といういわゆる発達障害だ。大脳の前頭前野の部分の機能がうまく働かず、下記のような特徴が現れる。


不注意性

うっかりミスや、忘れ物などが多い。

多動性・衝動性

じっとしていられない、おしゃべりがやめられず、喋りすぎてしまうなど。


ADHDだからといって、全ての症状がまんべんなく現れるわけではなく、人によって不注意優勢型、多動衝動性優勢型など個人差があるようだ。

大人になってADHDと診断される方は不注意優勢型が多いようだ。仕事で上手くいかないことが増えることで、受診を受けるようである。

個人差はあるのだが、私も下記のような症状が特に強く現れる。

ケアレスミスが多い

仕事をしていてとにかくケアレスミスが多い。書類の記入箇所が漏れていたり、変な思い込みや勘違いをしてしまって大きなミスを引き起こしたりする。

忘れっぽい・理解に時間がかかる

とにかく短期的な記憶力が悪く、すぐ忘れてしまう。よくやるのが会議で決まった変更事項などを、ほぼ忘れてしまうので、仕事でついていけないことが増える。

またこだわりが強く興味のあることには集中できるが、そうでないことに対しては人の話などを集中して聞けないこともあり、理解に時間がかかることがある。

忘れ物、無くし物が多い

忘れ物をしたり無くし物をすることが多い。財布や携帯など、身につけるものは正直何度なくしたかわからないし、カバンなど大きなものでも平気でなくしてしまう。

多動な傾向あり

長時間同じ席に座っていることが苦手である。私は比較的症状が軽いが、不安な時など常にウロウロしていないと落ち着かない。お前は動物園のシロクマか!と何度もツッコミを入れられるほどである。

どうやってADHDとわかる?

私の場合は、仕事であまりにもケアレスミスをすることが多いため、病院に行ったところ発覚した。心療内科を受診して、そこからさまざまなテストを受け、判断することになる。診断されると、薬物療法などもお医者さんと選択できる。

大事なのは対策を打つこと

ADHDと診断されたら大切なのは日々の生活の困りごとに対して対策を打つことだ。投薬もできるが、効果が出るかは正直人によるし、それだけで全てが解決しない。私は薬が体質に合わず、薬は飲むのを辞めてしまったので、日々の生活に工夫をすることで対策をしている。

整理整頓を心がける

机周りや鞄などとにかく整理をして、目に留まるものを減らすことだ。散らかっていると気が散りやすいし、自分の意識でどこに何があるか把握できないので、週に1回必ず、ゴミや不要な資料を一つ一つ確認して捨てる時間をとっている。

極力持ち物を減らす

家や職場での持ち物を減らすことも効果的だ。ADHDで大切なのは生活をシンプルにすることだ。

ただでさえ、不注意でぐちゃぐちゃになりやすい頭の中で持ち物が多いと、管理がしきれず、ミスを誘発しやすい。必要なもの以外買わない、家の中のものをスッキリするという生活を意識するだけでもかなり違う。

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身の回りのものをデジタル化をする

持ち物を減らすことにもつながるのだが、可能なものは極力デジタル化することもADHDには有効だ。アナログなものが多いと、持ち物が増えるし、無くした時のリカバリーが効きにくい。

私はお金、手帳や定期券、本などは全てスマホやアップルウォッチで管理している。持ち物が少なくなることで無くしたりするリスクが減り、自分に余裕ができる。万が一無くしても機能停止やバックアップなどでカバーがしやすい。

それで、非常に効果があったのが、スマートウォッチだ。アナログの時計からアップルウォッチへ変更して生活が改善した話を下記にまとめているので、ぜひ読んでみてほしい。

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アップルウォッチ

もちろん人によって、アナログの方が性にあっている物もあるので、無理のない範囲で変更していくことが大切だ。

リマインド機能を使う

油断をすると意識が別のものに飛んでしまうので、徹底的にリマインド機能を使い忘れないようにすることが大切だ。

私が、よくやるのは会議のすっぽかしなのだが、これもリマインド機能で激減した。

10分前まで覚えていても、何か違うことに気が向いたら忘れてしまうので、小さい予定でも必ず、スマホなどのリマインドを使うようにしている。

私はLINEのリマインくんという機能を使って、アップルウォッチに通知を送るようにしている。

これは簡単にリマインドを飛ばせるし、振動でお知らせをしてくれるので、すっぽかすことが大幅に減った。(リマインくんの使い方は下記にてまとめている。)

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忘れ物、無くし物を防ぐ機能を使うこと

落としたり無くさない工夫と、無くしてしまった時の工夫をしておくことが大切だ。失敗することを前提で行動すると被害は少なくなる。

忘れ物防止のため、持ち物リストを当日の朝にリマインドで飛ばすようにしたり、イレギュラーな持ち物があるときはこれでカバンと、括り付けておくようにしている。

これは元々、物の置き場がない時にフックとして使えるので、便利である。

また私は鍵や財布などは落としても探せるようにスマートタグをつけている。無くした時に物の位置を調べられるスマート家電なのだが、これは値段も安く、無くした時の心配も減るので、ADHDの方は必須と言えるくらい、おすすめだ。

※おすすめのスマートタグの使い方については下記にまとめている。

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他のADHDの人の工夫を真似する

できるだけ仕事の仕方や、日々の生活の管理の仕方などは他のADHDの先輩方の工夫をどんどん真似していくことが大切だ。

最近はADHDの方が、生活改善のための本を出していたりする。下記の本は対策もシンプルで、仕事や日常生活ですぐにでも取り入れられることができるので、おすすめである。

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まとめ

大人になってADHDと診断されたら、仕事や日々の生活を過ごすために何をすべきか考えることが大切だ。

ADHDだからといって、障害のせいにして働くのを諦めたり、現状の生きづらさを放置してしまいたくなるのだが、そうすると自分がより辛い思いをしてしまう。工夫をすれば、苦手な面をうまくカバーして生活できるし、しっかり管理する分、むしろ普通の人よりも得意になったりすることもある。このブログが少しでも参考になれば幸いだ。

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